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基礎知識

外壁塗装の塗料の選び方 — グレード5種を「1年あたりコスト」で比較

塗装解決ナビ編集部 公開:2026-06-08

「シリコンとフッ素、どっちがいいの?」——外壁塗装でいちばん迷うのが塗料グレードの選択です。 結論を先に言うと、正解は「あと何年その家に住むか」で変わります。ここでは、初期費用だけで選んで損をしないための考え方を解説します。

塗料グレードの早見表

外壁塗装で主に使われる塗料を、耐久性の低い順に並べると次のようになります。

グレード耐用年数の目安特徴
ウレタン約8〜10年安価。密着性・柔軟性は高いが寿命は短め
シリコン約10〜15年最も普及。価格と寿命のバランス型
ラジカル約12〜15年シリコンの上位。チョーキング(白い粉)に強い
フッ素約15〜20年高耐久。汚れにくく退色しにくい
無機約20〜25年最高クラスの耐久。紫外線・劣化に非常に強い

※ 年数は一般的な目安です。各グレードの単価・耐用年数の詳細は塗料グレード別ページで確認できます。

初期費用ではなく「1年あたりコスト」で比べる

塗料を初期費用の安さだけで選ぶと、かえって割高になることがあります。 比べるべきは 「1年あたりコスト = 材工単価 ÷ 耐用年数(円/㎡/年)」 です。

たとえば、単価が高くても耐用年数の長いフッ素・無機は、1年あたりで見るとシリコンより割安になることがあります。 逆に「安いから」とウレタンを選んでも、塗り替えの周期が短くなり、足場代を含む工事を何度も繰り返すことになれば、生涯コストは高くつきます。

足場や高圧洗浄は塗料グレードを変えても下がらない「固定費」です。塗り替え回数が増えるほど、この固定費を何度も払うことになります。

「何年住むか」で選び分ける

  • あと5〜7年で住み替え・建て替えの予定 → ウレタン・シリコンで十分。初期費用を抑えるのが合理的。
  • 10年以上は住む → ラジカル以上を検討。塗り替え周期と足場代を考えると有利。
  • 終の住処・長く住む → フッ素・無機。1年あたりコストで本領を発揮します。

外壁材との相性も確認する

塗料は外壁材との相性があります。たとえば、

  • 窯業系サイディング … 多くの塗料に対応。目地のシーリング打ち替えもセットで検討
  • モルタル … ひび割れ追従性のある塗料が安心
  • ALC … 吸水性が高く、防水性能を確保できる設計が重要
  • 金属系(ガルバリウム等) … 金属対応の下塗り(さび止め)が必須

外壁材別の注意点は外壁材のページも参考にしてください。

遮熱・低汚染などの「機能性塗料」

グレードとは別に、遮熱(高日射反射)低汚染(親水性で汚れが流れ落ちる)防カビ防藻といった機能を付加した塗料もあります。 夏の暑さが厳しい地域は遮熱、交通量が多く汚れやすい立地は低汚染、湿気の多い地域は防カビ防藻、というように、住んでいる地域の劣化要因に合わせて選ぶと効果的です。なお、遮熱塗装は一部の自治体で助成金の対象になることがあります。

まず自分の家で比較してみる

費用シミュレーターでは、あなたの家の条件でグレード別の総額と「1年あたりコスト」を並べて比較できます。住所や個人情報の入力は不要です。グレード選びの判断材料にしてください。

本記事の年数・金額は一般的な目安・概算です。実際の費用と適合する塗料は現地調査により確定します。

読んだら、
あなたの家で計算する。

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※ 記事の金額・係数は概算です。正確な金額は現地調査により確定します。