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塗料比較 / わが家に合う塗料の選び方

外壁塗装の塗料比較。
種類・耐用年数・費用の
確認ポイント。

シリコン、フッ素、無機。名前と年数だけでは、わが家に合うかは分かりません。「何を、どの壁に、どう塗るか」までそろえると、見積りの違いが見えてきます。

塗装解決ナビ編集部 · 更新 2026.10.23

外壁の見本、色の異なる塗装サンプル、仕様書を並べたイメージ
比較する材料を示すイメージ(AI生成)。実際の製品・施工事例ではありません。

塗料選びは、
この3つをセットで。

  1. 01
    使える製品を絞る外壁材・既存塗膜・劣化状態
  2. 02
    塗り方をそろえる補修・下塗り・使用量・工程
  3. 03
    費用と将来を考える工事総額・点検・次の補修

01 / 名前を読み解く

塗料の樹脂分類と
ラジカル制御の違い

塗料の呼び名には、樹脂の種類、成分の組み合わせ、劣化を抑える技術が混在しています。まずは、何を表す名前なのかを分けて見ましょう。

材料・配合を見る軸

ウレタンシリコンフッ素無機系・無機有機複合

劣化を抑える技術を見る軸

ラジカル制御樹脂の種類などと組み合わせて使われる
呼び名を整理した模式図。すべての組み合わせに製品が存在するという意味ではありません。

ラジカル制御は塗膜の劣化を抑える技術です。参考:日本ペイントの用語解説

よく見かける5つの呼び名と、比較するときの確認点
呼び名何を表している?見積りで確認すること
ウレタン 樹脂の種類ウレタン系樹脂を使う塗料。外壁用か付帯部用か。今回の部位に使う製品名と仕様を確認。
シリコン 樹脂の種類アクリルシリコン樹脂などを使う塗料。同じシリコンでも製品は別。耐候性、汚れにくさ、つやを確認。
ラジカル制御形 劣化を抑える技術塗膜の劣化要因となるラジカルを抑える技術を採用。シリコン系などと併記される。樹脂・製品名まで確認。
フッ素 樹脂の種類フッ素樹脂を使う塗料。提案された製品の耐候性データと、下塗りを含む施工仕様を確認。
無機系 成分・配合の区分無機成分を利用する塗料。無機と有機を組み合わせた製品もある。「無機」の名前だけで判断せず、既存塗膜への適合と製品ごとの条件を確認。

メーカーの製品表示を見ると

分類が重なることを示す例です。製品の推奨・順位付けや、同等性能という意味ではありません。仕様・適用条件は各メーカーの最新資料をご確認ください。

ここを持ち帰る

「シリコン一式」では比較できません。メーカー名・製品名までそろえましょう。

02 / 上塗りだけで決めない

外壁材・既存塗膜・下塗りから
塗料を選ぶ

見積書の目立つ製品名は、上塗り材だけのこともあります。現地調査の結果をもとに、補修から仕上げまでの組み合わせを確認します。

外壁、下塗り、仕上げの組み合わせ外壁と既存塗膜を確認・補修し、適合する下塗りと指定された中塗り・上塗りを組み合わせる模式図。塗膜の厚さや回数は表していません。仕上げ下塗り外壁・既存塗膜
組み合わせの模式図。層の厚さ・塗装回数を表す図ではありません。
  1. 1

    外壁と既存塗膜を調べる

    材質、以前の塗装、ひび・浮き・目地の状態を確認。必要な補修の場所・方法・数量を明らかにします。

  2. 2

    下塗りの製品を確認する

    下地と上塗りに適合する組み合わせか、メーカーの仕様で確認。「下塗り一式」で終わらせません。

  3. 3

    各工程の塗り方を確認する

    中塗り・上塗りの製品名、回数、面積に応じた使用量、塗り重ねるまでの乾燥時間を確認します。

メーカーの仕様例には、下塗り・中塗り・上塗りや適用下地の条件が示されています。関西ペイントの塗装仕様選定ガイド/標準塗装仕様の例

聞くなら、この一言

「この外壁に使える根拠と、下塗りからの施工仕様を見せてもらえますか?」

必要な工程は製品・下地で変わります。「一律3回なら十分」「回数が多いほどよい」とは判断できません。

03 / 年数の意味をそろえる

塗料の耐用年数・保証期間・
点検時期の違い

年数を見るときは、その数字が何を意味するかまで確認します。塗料の名前から、家全体のメンテナンス時期を決めることはできません。

性能の目安

期待耐用年数

一定の環境や施工条件を置いた、塗膜の寿命の目安。自宅でその年数持つという約束ではありません。

確認:根拠資料・試験条件
対応の約束

保証期間

誰が、どの不具合に、どの条件で対応するか。期間の長さと一緒に保証書の内容を確認します。

確認:対象・免責・保証主体
状態を確かめる機会

点検・補修の計画

外壁だけでなく、目地・屋根・付帯部も含めて相談。傷みが見つかったときの連絡先も決めておきます。

確認:時期・費用・連絡先

日本ペイントのガイドも、期待耐用年数は保証値ではなく、環境・施工条件を想定した目安と説明しています。住まいの塗替えガイド(PDF・12〜13ページ)

04 / 費用の見方をそろえる

塗料費用を年割りで
比較するときの注意点

比べるなら、塗料代だけでなく足場・洗浄・補修などを含む工事総額で。さらに、次の工事までの年数を変えて考えると、前提の影響が分かります。

説明用の仮定で試してみる

B案の年数を変えて、
年割りを比べる。

同じ工事範囲で、A案は120万円、B案は150万円だったと仮定します。

以下は計算の説明用です。相場、実在製品の価格、耐用年数の予測ではありません。税込総額の想定。

A案120万円 ÷ 10年12万円/年
B案150万円 ÷ 15年10万円/年

B案が15年なら年割りは10万円。10年なら15万円になります。

これは、将来の支払総額ではありません。

この計算は「今回の工事総額 ÷ 仮定した年数」です。将来の補修、価格の変化、再塗装費は含めていません。長期費用を検討するなら、同じ比較期間に、いつ・どんな工事が必要かも並べて確認しましょう。

図解で、見積書の工事範囲をそろえる →

05 / 次の打ち合わせに持っていく

塗料の見積もり比較で
聞く6つの質問

候補が決まったら、同じ質問を各社へ。回答を見積書・仕様書に残してもらうと、比較しやすくなります。

コピーできない場合は、メモ欄を選択してコピーできます。

確認項目の参考:住まいるダイヤル|工事箇所、数量、仕様や単価の確認

次に確認すること

塗料選びの次に確認する
見積書の内訳

見積書の読み方から知りたい見積書の見方を図解で読む →手元の見積書を確認したい記載内容のチェックへ進む →外壁の種類から調べたい外壁材別の確認点を見る →

よくある疑問

外壁塗料の比較 Q&A

外壁塗装では、結局どの塗料を選べばよいですか?

まず、現地調査で外壁材・既存塗膜・劣化状態を確認し、使える製品と施工仕様を絞ります。そのうえで、住み続ける予定、外観の希望、今回の予算、点検や次の補修計画を業者に伝えて比較してください。塗料の種類だけで全ての家に共通する最適解は決まりません。

シリコンとラジカル制御形は、どちらが上ですか?

同じ軸の名前ではありません。シリコンは樹脂の種類、ラジカル制御は塗膜の劣化を抑える技術を表し、両方に当てはまる製品があります。製品名を確認して、メーカーが示す性能・適用下地・施工仕様を比較します。

「耐用年数20年」なら、20年間は点検不要ですか?

点検不要という意味ではありません。期待耐用年数は一定の条件を置いた目安で、保証期間とも別です。外壁、目地、付帯部などの状態をどう点検し、不具合があった場合に誰へ連絡するかも確認してください。

塗料が高ければ、長期的には必ず安くなりますか?

必ずとはいえません。工事総額、実際に次の工事が必要になる時期、足場や補修の費用で変わります。総額を仮定した年数で割る計算は参考になりますが、将来の支払総額を示すものではありません。同じ期間に必要になる工事を並べて検討しましょう。