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契約する前に、知っておきたいこと

外壁塗装に
火災保険は使える?

ポイントは、
「塗り替えたい理由」です。

色あせをきれいにする塗り替えと、台風などで壊れた外壁の修理。見た目は同じ工事でも、保険の考え方は異なります。まずは、その違いから整理しましょう。

図解で違いを見る
2026.10.23 更新(資料確認 2026.10.19)塗装解決ナビ編集部
家の外壁の傷みを虫眼鏡で確かめ、確認事項をメモするイラスト
外壁の状態を確認するイメージイラスト
まず押さえる

保険を考える
3つの確認点

  1. 01

    経年劣化の塗り替えは
    保険の対象外

  2. 02

    災害による損傷は
    契約内容を確認

  3. 03

    工事を契約する前に
    加入先へ相談

一般的な考え方をまとめています。実際の適用可否・支払額は契約内容と損害の確認によります。出典 [1] [5]

01 / まずは、原因を整理

火災保険の対象を分ける
損傷の原因

火災保険には、火事に加えて風災・雹災(ひょうさい)・雪災などを補償する商品があります。確認するのは工事の名前よりも、何が原因で、どこが損傷したのかです。

例えば、強風で外壁材が破損した場合は補償を確認する余地があります。一方、古くなった塗膜の色あせを直す通常のメンテナンスは対象になりません。[1] [2]

図解 01同じ外壁でも、原因で考え方が変わる
加入先に補償を確認

災害による損傷

強風で外壁材が破損した。
雹で外壁に損傷が生じた。

原因・補償・支払条件の確認が必要
経年劣化は対象外

時間とともに進む傷み

塗膜の色あせ、粉ふき。
経年によるひび・目地の劣化。

通常の維持・修繕として検討
損傷の例を示した模式図です。写真や見た目だけで原因・保険適用は判定できません。
?

原因が分からないときは、決めつけなくて大丈夫。

「台風の後で見つけた」と「台風で壊れた」は別のこと。発見した日と、原因と思われる出来事を分けて伝えましょう。雨漏りも、症状だけでは補償の有無は決まりません。[6]

地震・噴火・津波による損害は火災保険では補償されず、地震保険の領域です。ここでは主に風災・雹災・雪災と外壁の関係を扱います。[1]

02 / 保険証券を手元に

補償内容・損傷原因・
免責金額の確認

災害による損傷でも、すべての契約で同じ金額が支払われるわけではありません。保険証券や契約内容が分かる画面を用意し、次の順に確認します。

  1. 1

    その原因の補償が付いている?

    「火災保険に入っている」だけでなく、建物を対象に、風災・雹災・雪災など今回の原因に対応する補償があるかを確認。

    契約
  2. 2

    事故と損傷の関係を確認できる?

    いつ・何が起き、どこが傷んだのか。写真や修理見積書などを基に、保険会社が損害を確認します。

    原因
  3. 3

    免責金額・支払条件は?

    免責金額は、契約で決められた自己負担額のこと。修理額と同じ額が受け取れるとは限りません。条件は加入先に確認します。

    金額

補償内容・支払条件は商品や契約によって異なります。[1] [3]

図解 02「修理」と「一緒に行う塗り替え」を分ける
損傷した部分の修理

補償対象か、必要な修理範囲かを確認

この機会に行う全面塗装

保険で全額まかなえるとは限らない

業者には、それぞれの工事範囲と費用を分けた見積書を依頼しましょう。

03 / 最初の連絡先が大切

損傷発見から保険会社へ
相談する手順

保険金の請求は加入者自身で進められます。申請サポートの契約を結ぶ前に、契約先に連絡しましょう。一般的な流れは次のとおりです。[3] [4]

  1. 01

    安全を確保し、状況を記録する

    損傷箇所と発見日をメモ。写真は安全に撮れる範囲で残します。撮影のために屋根や高所へ上らないでください。

  2. 02

    加入先に連絡する

    証券番号と分かる範囲の状況を伝え、必要書類・提出期限・修理前の対応を確認。不明な原因を災害と断定する必要はありません。

  3. 03

    案内された写真・見積書などを提出する

    一般に保険金請求書、損傷写真、修理見積書などを用意します。現地確認の要否や必要書類は加入先の案内に従います。

  4. 04

    確認結果と支払額を確認する

    対象となる範囲・金額と、工事にかかる費用を照合。自己負担や追加工事の条件を確認して進めます。

雨漏りや落下の危険があるときは、安全確保を優先。
応急処置を遅らせず、できるだけ早く加入先に連絡を。修理前後の写真や領収書など、残しておく記録を確認してください。

04 / そのまま使える

火災保険の相談前に
準備するメモ

下のメモをコピーして、分かるところだけ埋めてください。原因や発生日が不明でも、そのまま相談できます。

火災保険の相談準備メモ保存用
外壁の損傷について、火災保険の確認をしたいです。

【分かる範囲で伝えること】
・証券番号/契約者名:
・損傷を見つけた日:
・原因と思われる出来事と発生日(不明なら不明):
・損傷している場所と状態:
・雨漏りなど、急いで対応したいこと:
・写真/見積書/応急処置の有無:

【加入先に確認すること】
1. 建物に付いている補償と、今回の損傷の取扱いは?
2. 免責金額や支払条件は?
3. 必要な写真・書類と、提出期限は?
4. 現地確認は必要? 修理前に残す記録は?
5. 応急処置や工事を進める際の注意点は?

相談日/担当者/回答:

塗装解決ナビ https://tosou-kaiketsu.com/hoken/
このメモは相談の準備用で、保険適用の判定書ではありません。

このページで個人情報を入力・送信する必要はありません。メモは文字を選択してコピーすることもできます。

05 / 工事を契約する前に

「保険で無料」の勧誘と
申請サポートの注意点

工事業者や申請サポート会社の説明だけでは、保険金の支払いは確定しません。国民生活センターでは、手数料や解約をめぐる相談事例を公表しています。[4]

「自己負担はありません」
支払額は未確定です。保険金が出なかった場合の費用と、サポート手数料を確認。
「期限が迫っています。今日契約を」
請求期限は加入先へ直接確認。焦って工事やサポートを契約しない。
「古い傷も台風の被害として申請を」
事実と異なる請求はしない。原因が不明なら、不明と伝える。
契約・勧誘で困ったとき

消費者ホットラインへ相談できます。

188 いやや

最寄りの消費生活センター等への案内窓口です。保険の適用確認は加入先へ。[4]

06 / よくある疑問

外壁塗装と火災保険のよくある質問

Q外壁塗装の費用は、火災保険で全額まかなえますか?

通常のメンテナンスとしての塗り替えは対象になりません。補償対象の事故で外壁が損傷した場合も、必要と認められる修理範囲や免責金額などにより支払額が決まります。建物全体の塗り替え費用が出るとは限りません。修理と同時に行う塗装は、見積書で範囲を分けて確認してください。

Q台風の後にひび割れを見つけたら、風災になりますか?

見つけた時期だけでは判断できません。台風で生じた損傷か、以前からの劣化かを確認する必要があります。発見日、以前の状態が分かる写真、今回の損傷写真をそろえ、分からないことは分からないまま加入先に相談してください。

Q雨漏りがあれば、火災保険は使えますか?

雨漏りという症状だけでは決まりません。風災で建物が破損して雨水が入った場合と、経年劣化した部分から雨水がしみ込んだ場合では、取扱いが異なります。まず安全を確保し、原因調査・応急処置と保険の確認を進めてください。

Q申請サポート会社に依頼しないと請求できませんか?

加入者自身で請求できます。まず保険会社または契約した代理店に連絡すると、必要書類や手順の案内を受けられます。修理見積書は修理業者に作成を依頼しますが、申請サポートの契約が必須というわけではありません。

Q修理を急いでいる場合も、保険金が出るまで待つべきですか?

安全の確保と被害の拡大防止を優先してください。危険な場所に近づかず、できるだけ早く加入先へ連絡し、応急処置や修理前に残す記録を確認します。安全に撮影できる範囲の写真、作業内容や領収書などを残してください。

回答は一般的な案内です。下記の一次資料を参照し、個別の取扱いは加入先にご確認ください。

保険の確認とあわせて

修理・塗装の費用と見積書の確認

雨漏りがあり、対応を知りたい原因の確認と、修理を相談する前の注意点 手元の工事見積書を確認したい工事範囲や追加費用など、業者への質問を整理 通常の塗り替え予算を知りたい保険金を差し引かない、外壁塗装の概算費用

この記事の制作・編集

塗装解決ナビ編集部 運営:C.elegance

複雑な情報を、確認する順番が分かる形に整理しています。本記事は公的機関・業界団体・保険会社の一次資料を基に制作。個別の損傷診断や保険適用の審査を行うものではありません。

このページでは、保険申請代行・申請サポートの紹介やあっせんは行いません。

運営者情報・編集方針

参考にした一次資料

資料確認日:2026年10月19日。特定の保険会社の商品説明は、その契約の取扱いであり、すべての保険に共通する条件ではありません。

  1. [1] 日本損害保険協会風水雪災等による損害を補償する損害保険 補償の種類・支払条件・地震保険との違い
  2. [2] 損保ジャパン経年劣化による建物の修復費用は保険の対象ですか? 経年劣化の取扱い(同社商品の説明)
  3. [3] 日本損害保険協会自然災害により建物・家財が損傷した場合の一般的な保険金請求手続き(PDF) 連絡先・請求手順・写真と修理見積書
  4. [4] 国民生活センター保険金で住宅修理ができると勧誘する事業者に注意! 本人による請求・勧誘トラブル・相談先
  5. [5] 日本損害保険協会住宅の修理などに関するトラブルにご注意 工事契約前の相談・手数料によるトラブル
  6. [6] 損保ジャパン大雨の際の雨漏りによる室内の水ぬれは、補償の対象となりますか? 雨漏りの原因と補償の関係(同社の自然災害に関する案内)

イラストは説明用にAIで制作したものです。実際の施工事例・保険金支払事例ではありません。